わかりやすい筋肉の基礎知識

骨格筋の仕組みと構造とは?解剖学の基礎知識を学ぼう!#2

筋肉の基礎知識 #2


本日は、「筋肉の基礎知識」第2弾!
筋肉の動く仕組みと構造を解説していきます(^O^)/

筋肉は、筋線維きんせんいがマクロレベル・ミクロレベルで集まり、複雑な構造で構成されています。
さらに、筋肉が収縮したり、伸長したりする動きは、複雑な仕組みにより成り立っているんです。

わかりやすく写真と合わせて、複雑な構造や仕組みを紐解いていきます!それでは本題に入りましょう!
この記事で出てくるワード
  1. 筋原線維きんげんせんい
  2. 筋束きんそく
  3. 筋外膜きんがいまく
  4. 筋上膜きんじょうまく
  5. 筋内膜きんないまく
  6. 筋周膜きんしゅうまく
  7. けん
  8. サルコメア
  9. ミヨシンフィラメント
  10. アクチンフィラメント
  11. 筋小胞体きんしょうほうたい
  12. カルシウムイオン
  13. 興奮収縮連関こうふんしゅうしゅくれんかん

まずは骨格筋から

そもそも「骨格筋こっかくきん」って何なのでしょう?

簡単に言うと関節を動かく時に使われる筋肉が「骨格筋こっかくきん」です💡

実は関節を動かす以外にも筋肉はたくさん存在しており、代表的なものは「心臓」です。

「心臓」だけでなく内臓のほとんどは筋肉で構成されており、このように意識的に動かす事ができない筋肉を不随意筋ふずいいきんと言います。

骨格筋こっかくきん」のような意識的に動かす筋肉を「随意筋ずいいきん」と言うのでいっしょに覚えておきましょう❗️

骨格筋をマクロレベルで知ろう

まずは、筋線維きんせんい筋束きんそくなどのマクロレベルから学びましょう😀

筋線維

骨格筋こっかくきんは、筋線維きんせんいが集まって構成されています。

集まっている筋線維きんせんい同士を接着させる為に筋膜
きんまく
が存在しています。

さらに、「筋膜きんまく」は、骨格筋を覆う筋外膜きんがいまく」(※筋上膜きんじょうまくとも呼ばれる)と筋線維きんせんいを覆う「筋内膜きんないまく」と2つの膜があるんです。

筋束

筋内膜きんないまく」に覆われた筋線維きんせんいを束にしたものを、筋束きんそくといい、その「筋束きんそく」を覆う膜を筋周膜きんしゅうまくと言います。

筋外膜きんがいまく」に覆われた骨格筋は、両端でけんに繋がっています。

骨格筋をミクロレベルで知ろう

次は、筋原線維きんげんせんいや、さらにその中にあるサルコメアという筋節きんせつを紐解いていきます。

筋線維きんせんいは、筋原線維きんげんせんいが束になって構成されています。

筋原線維とサルコメア

この「筋原線維きんげんせんい」を紐解いていくと、
収縮タンパク質である「ミオシンフィラメント」と「アクチンフィラメント」の2つから成る「サルコメア」という筋節きんせつから構成されています。

サルコメアの仕組み

「ミオシン」と「アクチン」は重なり合っていて、お互いが滑る事によって筋収縮が起こるんです。

骨格筋の収縮の仕組みを知ろう

最後に、筋肉が収縮・伸長する仕組みをお伝えします!

筋収縮は、脳からの筋収縮信号が神経を通り筋肉に指令を与えます。

その指令が届くと「筋原線維きんげんせんい」の周りにある筋小胞体きんしょうほうたい」から「カルシウムイオン」が発生します

カルシウムイオンの発現

「カルシウムイオン」が発生する事で「ミオシンフィラメント」と「アクチンフィラメント」が反応し筋収縮する仕組みです。

この筋収縮の仕組みを専門的な用語で興奮収縮連関こうふんしゅうしゅくれんかんと言います。

脳からの指令が無くなると、フィラメント同士の結合が緩んで筋肉が伸長する仕組みになっています。

以上、筋肉の動く仕組みでした。

まとめ

普段、当たり前に動かしてる身体ですが、実は色んな物質や仕組み、構造で成り立っているんですね。

このような仕組みは実際に目で見る事は出来ませんが、筋肉が動いている事は事実です。

皆さんのトレーニング知識に少しでも役に立てられれば幸いです。

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